巻き爪治療・フットケア

巻き爪・陥入爪は切らずに治しましょう

陥入爪の痛みは・・・
爪の角や端に起こります。痛みの原因は、爪が皮膚に食い込んで皮膚を傷つけ、その傷に爪が接触してさらに傷つけているための痛みです。そのため、圧が加わる歩行時に痛みが増します。そこに感染を伴うと、皮膚は赤く腫れて化膿し(化膿性爪囲炎)、じっとしていても痛くなり、さらに、こじらせると赤い盛り上がり(肉芽)を生じます。
爪を切ると・・・
一時的に痛みは楽になるかもしれませんが、爪は伸びてきます。爪を深く切ることを繰り返していくと、周りの皮膚は内側に盛り上がり、爪はますます巻いていきます。

当院の治療方針

陥入爪、巻き爪の治療 = 爪の成長を妨げている原因を取り除き、
爪の健全な成長を促すこと

炎症を抑えつつ、その段階に応じて爪の物理的な刺激を取り除いていきます。各ステージに合わせた治療を行いながら、セルフケアの方法をお伝えいたします。

1. テーピング<保険適用>

陥入爪、巻き爪の治療=爪の成長を妨げている原因を取り除き、爪の健全な成長を促すこと

当院のテーピングは、院長考案のオリジナルな方法です
Patient-Controlled Taping for the Treatment of Ingrown Toenails The Annals of Family Medicine November 2014, 12 (6) 553-555
http://www.annfammed.org/content/suppl/2014/11/07/12.6.553.DC1/Tsunoda_Supp_App.pdf
巻き爪・陥入爪に対する新しいテーピング治療手技 第120回日本皮膚科学会総会
動画<”似て非なる”陥入爪のテーピング療法> 第86回日本皮膚科学会東京支部

痛みの原因をお伝えして、テーピングの目的・原理を理解していただきます。細菌感染があって触れると激痛を生じるような時期を除き、テーピングでセルフケアを続けることをお勧めしています。上手くテーピングできると、痛みは緩和ないし消失します。痛みの軽減のみならず、陥入爪の治療、巻き爪の進行予防のためにも有効な方法です。
当院のテーピング法をマスターしていただくまで、スタッフ一同でお手伝い致します。

2. チューブ留置(ガター法)<保険適用>

爪の陥入が強い場合、爪の先端や、切り残した棘状の爪が皮膚を傷つけている場合には、チューブを差し込んで爪から皮膚を保護します。

3. 巻き爪矯正<保険適用外>

ワイヤーの治療には、3TO法(VHO法)、超弾性ワイヤーによる矯正、プレートを貼付する方法などがあります。
超弾性ワイヤーなどで先端を広げた後に3TO法、また両者を併用する場合もあります。治療中も日常通りの生活ができ、ペディキュアなども大丈夫です。
どの治療法も治療終了後、フットケアを心掛けないと再発する可能性があります。

3TO(VHO)法
治療期間:6ヶ月(3回施術)
施術料金:計40,700円(税込)

3TO(VHO)法は3TO(VHO)ライセンス取得者のみが行える、ドイツ式の矯正治療法です。

爪の両端に・・・

かけた左右の3TO(VHO)ワイヤーにループを通し、中央で巻き上げ固定します。
爪の湾曲が根元から伸ばされ、皮膚に食い込んだ爪が持ち上がり痛みがとれていきます。

約3~4ヶ月間隔(※)でワイヤーを入れ替えます。爪の先端部分が伸びていない場合でも治療できます。爪や皮膚を傷つけることなく自然な回復を施し、健康な爪に生まれ変わらせる優れた方法です。
※症状、爪の長さ、爪の伸びる速度により、異なります。矯正力を増すために、ダブルでワイヤーをかける場合もあります。

3TO(VHO)巻き爪矯正技術
https://www.tsunoda-sc.jp/2023/08/01/3681/

超弾性ワイヤーによる矯正
爪の先端部分に・・・

2ヶ所に穴をあけて、超弾性ワイヤーを通します。ワイヤーが元の形状に戻る性質を利用して、巻き込みを矯正していきます。爪の先端が強力に持ち上がります。
爪が伸びてきたらワイヤーを入れ替えます(1ヶ月~1ヶ月半後)。
当院では、爪を軟化させる前処置を行っています。

※1と2の両方の施術を併用することもあります。治療中も日常通りの生活ができます。

インソール

インソールとは

足裏のアーチをサポートして、体重を支える足裏の筋肉や関節への負担を軽くします。
足のトラブルや痛みを改善し、膝や股関節を安定させる効果も期待できます。

適応となる方

足の疾患がある方で・・・

整形靴、インソール(足底挿板)の適応と診断された方は保険適用となる場合があります。
外反母趾、アーチの障害<扁平足・開帳足・凹足>、脚長差、胼胝<タコ>、鶏眼<ウオノメ>など

インソール作製の流れ

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    ご予約

    インソール適応と診断されましたら、インソール外来をご予約ください

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    インソール外来(計測)

    義肢装具士がインソール・靴型装具製作のための採寸・採型・評価を行います。
    【足の計測】フットプリントを使用して足の輪郭や足裏にかかっている圧の分布を調べます。
    【足の採型】トリットシャウムというスポンジ状の器具に足を沈み込ませ、足の三次元的形状を写し取ります。
    【足の観察】足の形状・ボリュームや、関節の動き、靴や歩き方のチェックを行います。

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    インソール作製

    工房にて、診断・計測したデータに基づいて、足の疾患・目的に合わせたインソール・靴型装具を製作します。

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    インソール外来(仮合わせ)

    できあがったインソールのフィッティングチェックをして、不具合があれば微調整を行います。

詳しくはこちら
https://www.tsunoda-sc.jp/2023/08/25/3693/

施術料金

巻き爪矯正
3TO(VHO)
【初回】 1ヶ所16,500円 2ヶ所29,700円
【次回】 1ヶ所の付け替え 9,900~14,300円
  2ヶ所の付け替え 17,600~26,400円
超弾性ワイヤー
【初回】 1ヶ所12,100円 2ヶ所16,500円
【次回】 1ヶ所11,000円 2ヶ所15,400円
巻き爪マイスター 8,800円
インソール・整形靴
インソール作製(保険適用外の場合) 41,128円
整形靴(保険適用外の場合) 119,992円

※巻き爪矯正で、爪軟化剤を使用する場合、1ヶ所につき+4,400円です。
※保険適用になる場合、採寸・採型時に初診または再診料+採型料の窓口負担があります。
受け取り時に一旦全額お支払い頂き、その後所定の手続きを行い保険負担割合分の差額を請求する必要があります。

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